「シラバス」とはどんな意味? 「レジュメ」との違いは?

以前、意識高い系用語を紹介した記事の中で、「アジェンダ」と「レジュメ」という言葉の違いについて解説しました。

最近、「意識高い系」という言葉をよく聞きます。良い意味で使われることはほとんどなく、電車で日経新聞や...

今回はそれに加えて近年、教育現場で目にすることが多くなった「シラバス」という言葉について、その違いを探っていきたいと思います。私を含め、学校を卒業して何十年もたっている中高年にはあまりなじみない言葉かもしれませんが、生涯学習の時代、どこかで目にすることもあるかもしれません。念のため確認しておきましょう。

シラバスとは教師が学生に示す講義・授業の計画

まず、おさらいです。「アジェンダ」、「レジュメ」の意味は以下のようなものでした。

アジェンダ【agenda】
① 実施すべき計画。行動計画。特に、国際的な取り組みについての行動計画。
② 議事日程。議題。

レジュメ【フランス résumé】〔要約の意。レジメとも〕
① 論文の内容などを簡潔にまとめたもの。
② 講義やゼミナールで、発表者が参加者に配布する、発表内容を簡潔に記したもの。

(『大辞林』三省堂)

これに対し、「シラバス」については以下のように辞書に書かれています。

シラバス【syllabus】
一年または一学期間の、講義の計画と内容を解説したもの。講義概要。

(『大辞林』三省堂)

具体的には、大学に入ったときなど年度のはじめに「この講義はこういう方針でこんな内容を教えていきますよー。それで、評価の基準はこんな感じですのでよろしく」といったことを記して配るものになります。「アジェンダ」や「レジュメ」に比べると使われるシーンがかなり限定的ですね。あえてわかりやすく区別すれば、年度や学期のはじめに「シラバス」を配布して、個々の講義のときに「レジュメ」を配るといった使い分けとなるでしょう。

特にアメリカの大学では講師によって講義の運営方針がさまざまで、「シラバス」の内容を知らないと期待していた講義が受けられなかったり、場合によっては単位を落としたりといったことにもなる、それくらい大事なものです。

大事なものなのですが、私たちの時代にはほとんど使われていなかった言葉なので中高年はその名をあまり知らない。ところが大学生だったらみんな知っている。そんな世代のギャップを象徴するような言葉です。置いていかれないよう、がんばりましょう!

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