ブログを100日間書き続けて思うこと

文章の書き方

昨年の12月19日から書き始めたこのブログ、この投稿でようやく100記事目となりました。パチパチパチパチパチ

スタートする前から、「とにかく100記事までは毎日更新する」というルールを自分に課してきたわけですが、やはりそれなりの苦労はありました。

出版社で月刊誌を編集していたころは月一回の〆切がとてもプレッシャーとなっていて、当時は「毎日〆切がある新聞とか絶対ムリだわー」なんてよく言っていたものです。

ですが、今では自ら望んでブログを作り、毎日〆切を設けているようなものです。もちろん、仕事ではありませんから新聞記者ほどプレッシャーはないと思いますが、それでもやはりハードであることに違いはありません。

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何がなんでも書き上げてしまう方法が知りたい

「毎日更新」というペースが実際にどうなのかということですが、自分としては「やっぱりちょっと速いな」というのが約3カ月やってきた感想です。

なんというか、記事ひとつひとつについて「足が地についていない」感じがします。本当はもう少しじっくり構成を練って、最後にはきっちりオチをつけたいというのが本心なのですが、それができていません。

もともと私自身は筆があまり速い方ではなく、雑誌の記事を書くときにも取材や構成を考えるのにけっこう時間をかけていて、先輩の編集者からは「雑誌では完璧な記事を書こうとしてはダメだ」と言われることもありました。つまり、「時間をかければ確かに品質は上がるかもしれないが、仕事においてはスピードも品質のうちと心得よ」ということです。

朝日新聞の記者だった轡田隆史さんの本に以下のような一節があります。

「いい方法」と言えるのかどうか、相当に心もとないけれど、読んでまあまあわかっていただける文章を、限られた時間で、何がなんでも書き上げてしまう乱暴な方法なら、お話できるかもしれない。
 新聞記者を四十年近く続け、おしまいに近い八年間は、夕刊の一面の小さなコラムを毎朝、ひとりで書き記してきた。
 締切り時間は絶対に破れない。通算二千三百余日もそんなことを続けてくれば、「何がなんでも書き上げてしまう方法」が身につくというものだ。

(『うまい!と言われる 文章の技術』三笠書房)

私自身「文章の書き方」なんてテーマでブログをやっているわけですから、ある程度の文章作成技術は理解しているつもりです。しかし、それでも苦手なのがこの「(限られた時間で)何がなんでも書き上げてしまう方法」でした。今でもまだ苦手です。

ですからそのトレーニングという意味も込めてブログを更新し続けてきたわけですが、轡田さんの場合は通算2300余日・・・それに比べて私はたったの100日・・・

うーん、まだまだ先は長いです。

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