書き出しの話題に戻って終わる

今回は「書き出しの話題に戻って終わる」という、久々に文章の書き方に関するテーマでいこうと思います。まあ、祝日(建国記念の日)なのでこのブログを訪れる人は少ないのですが……

ちなみに建国記念の日とは、紀元前660年に日本の初代天皇である神武天皇が即位した日が由来となっています(上の画像は月岡芳年が『大日本名将鑑』で描いた神武天皇です。Wikipedia より引用)。

神武天皇といえば10年ほど前、ある県立高校の創立70周年記念誌を編集したことがありました。こういった仕事をする際には、とにかく古い資料を集められるだけ集めます。昔の卒業アルバムも貴重な資料のひとつです。

ある日、表紙に書かれた数字(年数)を見ながら、卒業アルバムを新しいものから順番に並べていったところ、

 2005、2004、2003・・・1949、1948、1947・・・2603、2602・・・ん?

見慣れない数字が出てきました。2603年? これはいったい何でしょう?

横にいた高校の先生に尋ねたら、「あれっ、知らないの? 神武暦」という答えが返ってきました。

神武暦とは神武天皇が即位した年を紀元とする日本の紀年法のひとつで、神武天皇即位紀元、神武紀元、皇暦、皇紀、日紀などとも呼ばれるそうです。現在一般的に使われている西暦とは660年の差があり、今年(2015年)は神武暦の2675年にあたります。

文章の作成に「脱線」はつきもの!?

さて、本日のテーマからちょっと脱線してしまいました。文章の書き方に話を戻そうと思います。

と、その前に脱線といえば、記念誌を作るときには資料を探すだけでなく、昔のことを知っている人に話を聞くこともあります。ですが、思い出話というやつは横道にそれやすく、なかなか知りたいことが聞き出せません。例えば、

……徹夜仕事もときどきありました。当時、講堂の東側に宿直室がありましてね。若いときにはよくそこで麻雀をやりながら仲間と寝たもんです。麻雀といえば、駅前の多牌という雀荘にもよく行きましたな。あそこの娘がえらいべっぴんさんで、同僚の赤木がアタックして見事にふられるなんてこともありました。赤木ってのは……

と、こんな感じです。その後、この話は赤木家の家業や高校時代の恩師の話、初恋の思い出などにまでおよび、挙句の果てに「さて、何の話でしたかな」となります。

これは極端な例ですが、話題がそれてうまく締めくくれない文章というのはよくあります。そのようなときに利用してもらいたいのが、「書き出しの話題に戻って終わる」という文章の書き方におけるテクニックです。

話の流れがグチャグチャでも、なんとなくまとまった感じになる

例えば少し季節外れですが、

いよいよクリスマスです。サンタさんの故郷・フィンランドではサウナが有名ということで、今日は大好きな彼氏とスーパー銭湯に行ってきました。

という書き出しで、銭湯での出来事を書いたとします。そして、ジャグジーや薬草風呂の感想、露天風呂で大騒ぎをしていた行儀悪い子どものエピソードなどを書いた最後に、

……銭湯から出ると、赤い手ぬぐいをマフラーにした私だけのサンタが待っていました♡

と締めくくります。なんとも強引ですが、一応クリスマスで始まってクリスマスで終わっているので、まとまった感じにはなります。

 ・ ・ ・

それでは実践問題です。

【問】話の流れがグチャグチャだった今回の記事、どうやって締めくくればいいでしょうか?

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