SUZUKI

スポンサーリンク
文章の書き方

「恣意的」を「意図的」という意味で使うのは誤用……ではない!?

「恣意的(しいてき)」という言葉があります。『大辞林』によるとその意味は「その時々の思いつきで物事を判断するさま」とあります。つまり、あまり深く考えずに、その時々で統一性のない判断をするといった感じです。 【例文A】 矢を放って偶数...
文章の書き方

みんなが間違える「閑話休題」の本当の使い方

長い文章や講演では途中で話題が横道に逸れることがあります。例えば「ずっと難しい話をしてきましたが、ここらで一休みして昨日あった面白い小話を少々……」といった感じ。そこでよく登場するのが「閑話休題」という言葉。ところがその使い方が間違っている...
文章の書き方

「暇」は「もてあそぶ」のではなく「もてあます」もの

「暇を持て余す」という言葉があります。例えば予定していた打ち合わせが急きょキャンセルになってしまい、次の約束まで時間が空いてしまったようなとき。別の用事を入れるには時間が足りないし、かといって何もしないでいるには待っている時間が長すぎる・・...
文章の書き方

「おざなり」と「なおざり」の違いは?

「おざなり」という言葉があります。「おざなりな言い方」「おざなりな返事」といった感じで「その場逃れにいいかげんな言動をすること(『大辞林』三省堂)」を表す言葉です。 いっぽうこれによく似たものに「なおざり」という言葉もあります。こちら...
文章の書き方

「ご冥福をお祈りします」は失礼?

テレビの報道番組で訃報を伝えたあと、キャスターが「ご冥福をお祈りします」と言って締める場面を目にしたことがあると思います。ところがこの「冥福を祈る」という言い方について、それは失礼だと指摘する方がいます。さて、冥福はお祈りしていいのか、悪い...
文章の書き方

「みぞおち」なぜ漢字で鳩尾と書くのか

身体の部位に「みぞおち」と呼ばれる場所があります。左右の肋骨が合わさるところのすぐ下の骨がない部分で、ここを蹴られたり殴られたりすると「うぅっ!」と痛い、あの場所です。 医学的には心窩部(しんかぶ)、武道などでは水月(すいげつ)とも呼...
文章の書き方

【誤用】「喧々諤々」は「喧々囂々」「侃々諤々」の混交

会議などの場で議論が紛糾して収拾がつかないような状態を指して、「喧々諤々けんけんがくがく」と表現されている例を耳にしたことがあるかもしれません。しかしながら、これは間違い。正しくは「喧々囂々けんけんごうごう」とするべきで、「喧々諤々けんけん...
文章の書き方

「適時」と「随時」、「適宜」の違い

「適時、休憩をとってください」 バイトや仕事での作業中に上司や先輩からこう言われた場合、あなたはどんな行動をとればいいのでしょうか? 今回は間違いやすい似た言葉、「適時」と「随時」、さらに「適宜」の違いについてちょっとお話したいと思...
文章の書き方

【誤用】「少なからず」は「少ないながら」という意味ではない

「しらべぇ」というサイトによると、「和式トイレ」じゃないと使えない人は6.4%! というアンケート結果があるそうです。これを(予想より)多いとみるか、少ないとみるかは人それぞれですが、6.4%という数字は全体からすれば明らかに少数派です。 ...
文章の書き方

「すべからく」の誤用を指摘するときの注意点

日本語の誤用として多く取り上げられるものに「すべからく」という言葉があります。 有名なのが講談社のマンガ『はじめの一歩』に出てくる、「努力した者が全て報われるとは限らん。しかし! 成功した者は皆すべからく努力しておる!!」というセリフでし...
文章の書き方

『記者ハンドブック』第13版を買ってみた

少し前のことになりますが、3月22日に共同通信社が発行する『記者ハンドブック 新聞用字用語集』の第13版が出たのでアマゾンで予約購入しました。 このブログでも何度か引用させていただいている同書ですが、今回の第13版は2010年10月に出さ...
文章の書き方

「こなれ感」知らないと恥? 使うと恥?

先日、「大事なことでも2回は言わない。重複のない文章を心がける」という記事について、一通のお便りをいただきました。 こちらの記事では「頭痛が痛い」といったような無駄な繰り返し表現(これを「重言」といいます)について触れているの...
スポンサーリンク
タイトルとURLをコピーしました