手数料0円で Kindle や kobo など4大ストアで電子書籍が出版できる!

電子書籍について

マンガ・イラスト・ノベルの総合サイト「MediBang!」の運営や、完全無料のマンガ制作ツール「クラウドアルパカ」などを提供するメディバンが、手数料0円の電子書籍出版代行サービス「メディバン パブリッシング」をスタートさせました。

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Kindle、kobo、iBooks、Google Play の4大ストアが対象

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このサービスでは、同社独自のストア「メディバン」だけでなく、アマゾンの「Kindleストア」、楽天の「kobo」、アップルの「iBooks ストア」、グーグルの「Google Play ブックス」において、簡単に電子書籍を同時配信することができます。

驚くべきは、手数料が0円という点。

通常、電子書籍の出版代行というと、売れた金額の何パーセントかを代行会社が手数料として差し引きます。例えば、Kindle のロイヤリティが70%だった場合、1000円の本が1冊売れると700円がアマゾンから出版を代行した会社に入ります。代行会社はこの700円から(例えば)200円を手数料として差し引いて、500円を著者に支払う、というのが出版代行のビジネスモデルです。

しかし、今回スタートした「メディバン パブリッシング」では、「Amazon から支払われた700円はそのまま著者にお支払いしますよ(振込手数料は引きますけど)」というものです。
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実は私自身も出版代行の事業を行っているのですが、0円でこれをやられてしまったらもう廃業するしかありません。

メディバンさんはどうやって儲けるの?

同社の無料戦略は今に始まったことではなく、漫画制作ソフト「Cloud Alpaca」を無料で提供した際には ITmedia で以下のような記事も配信されました。

「漫画制作に革命を」 完全無料の漫画制作ソフト「Cloud Alpaca」の狙い(ITmedia)

この記事によると、無料でサービスを提供することで有望な作家やコンテンツを集め、それによりサイトへの集客を増やし広告費を得たり、人気作を書籍やドラマ、映画などに展開したりという狙いもあるそうです。

同業者にとってはちょっと迷惑な話ですが、作家などのクリエイターにとっては便利なサービスといえます。今後の展開に注目しつつ、私は新しい仕事を探そうかと思います。

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