主語と述語をあまり離さない

文の中には基本的に「主語」と「述語」が登場します。主語とは、「誰々は」「何々が」という部分で、人やモノが当てはまることが多いです。それに対して述語には、「どうした」「どうである」といった具合に動作や状態を表す語句が使われます。

池田さんは自分自身の若さゆえの過ちを認めない。

上の例でいうと、「池田さん」の部分が主語で、「認めない」というのが述語になります。

この主語と述語の組み合わせが文の中にひとつであればわかりやすいのですが、ときには複数の組み合わせが含まれることもあります。例えば以下のように。

加賀さんは、舞風さんが、赤城さんが、陸奥さんが留守にしていた日に夕食をつまみ食いしたと言いふらしていることを昨日はじめて知った。

ちょっと極端な例ですが、これでは誰が何をしたのかよくわかりません(つまみ食いをしたのはたぶんあの人ですが……)。問題は、ひとつの文の中に含まれる主語・述語の組み合わせが多いことと、そのペアがそれぞれ引き離されているところです。

わかりやすく色分けするとこうなります。

加賀さんは舞風さんが赤城さんが陸奥さんが留守にしていた日に夕食をつまみ食いした言いふらしていることを昨日はじめて知った

これを読みやすい文章にするには、離れている主語と述語を近くにまとめる必要があります。そうして書きなおしたのが以下の文。

陸奥さんが留守にしていた日に赤城さんが夕食をつまみ食いした」と舞風さんが言いふらしていることを、加賀さんは昨日はじめて知った

いかがでしょう。これで事の真相がはっきりしました(やっぱりつまみ食いの犯人は赤城さんでした)。

文章の書き方の基本として「主語と述語はあまり離さない」。覚えておいてください。

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